こんにちは、真田山歯科です！

 

本日は オーラルフレイル についてお話しします！

みなさんは、オーラルフレイルはご存じですか？

 

オーラルフレイルとは、オーラル [ Oral : 口腔 ] と フレイル [ Frailty : 虚弱 ]を合わせた造語であり、”口腔機能の衰えが全身の老化につながる” という考え方です！

 

 

オーラルフレイルの初期症状

 

・食事を良く食べこぼすようになった

・堅いものがかめなくかった

・むせることが増えた

・滑舌が悪くなった

・口が乾燥する

このうち二つ以上該当の場合に、オーラルフレイルと定義されます。

 

 

老化との違い

 

老化とオーラルフレイルとの違いはなにか？

 

共に高齢者に関連する健康状態ですが、その意味や影響は異なります。

老化は、年齢を重ねることによる体全体への生理的な変化を指します。

オーラルフレイルは、口腔(お口周り)に関連する機能的な衰えを指します。主に、高齢者に見られる嚥下や咀嚼能力の低下・口腔内の筋肉や神経の衰弱・口腔乾燥症・歯の喪失などが含まれます。

 

これにより、食事が困難になる・栄養の摂取が不足する・口腔ケアが十分にできなくなるなど、日常生活に支障をきたすことが増えるのです。

 

 

オーラルフレイルどうやって予防する？

 

オーラルフレイを予防するためには、口腔ケアや生活習慣を改善し、日常的に口腔機能を維持・強化することが大切です！

 

\ 予防のための7つの予防ポイント！/

①口腔ケアの強化

歯磨き・歯科受診・舌のケアを行い口腔内の清潔を保つ

②咀嚼能力の維持

食事をよく噛んで顎の力を鍛える

③嚥下機能の維持

定期的に嚥下体操を行い嚥下機能を保つ

④水分補給

口の乾燥で、嚥下や発声が困難になるため、こまめに水分補給をとる

⑤健康的な食事

栄養バランスの取れた食事を心掛ける

⑥生活習慣

禁煙と適度な運動で口腔の健康を保つ

これらを日常的に実践することで、オーラルフレイルを予防できます。

 

 

「あいうべ体操」でオーラルフレイルを予防しよう！

 

オーラルフレイルを予防するために、簡単で実践しやすい体操をお伝えします！

 

「あいうべ体操」は、口腔周りの筋肉を鍛えるための簡単な体操で、オーラルフレイルの予防にも効果的です！

この体操を行うことで、咀嚼や嚥下機能を維持・改善することができます。

 

\ あいうべ体操のやり方 /

①あ：大きく「ア」と口を開ける

②い：「イ」と言いながら、口を横に広げる

③う：「ウ」と言いながら、口をすぼめる

④べ：「ベ」と言いながら、口を開けて下の歯を見せる

ポイントは、各音をゆっくり発音し、口の筋肉をしっかり動かすことです！

 

毎日繰り返し行うことが効果的です！！

１日３０回を目安にしてください！やりすぎ注意です⚠️

 

これにより、口腔周りの筋肉や唾液分泌が活性化され、嚥下や発声の機能を向上させることができます。

あいうべ体操で、オーラルフレイルを予防していきましょう！

 

あいうべ体操：https://aiube.jp/about